こんにちは。
今回検証する料理は「ち鯛(チダイ)の酒蒸し」です。
ち鯛はタイ科の小型の魚で、非常に美味しい魚です。旬の季節になるとスーパーでわりと安価で手に入れることが出来ます。
さまざまなレシピ、 作り方の情報をもとに調べ上げた、美味しいち鯛の酒蒸しを作る3つのコツとは、
① ち鯛に塩をふって10分置く
② 昆布ではさんで蒸す
③ 食卓に出す器で蒸す
《理 由》
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① ち鯛に塩をふって10分置く
魚に塩をふるのは味をつけるためだけではない。塩をふることで魚のたんぱく質が変化して、うまみ成分が増加する。また、塩の脱水作用で生臭みが取り除かれる。
白身魚は脂肪が少なくて塩の浸透が早いので、塩をふって10分ほど置くといい。
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② 昆布ではさんで蒸す
昆布の旨みを魚に移すために、蒸す器に昆布を敷いて魚をのせ、さらに上に昆布をのせてはさんで蒸す。
昆布の旨み成分であるグルタミン酸は、魚のイノシン酸と合わせるとことで相乗効果を起こし、旨みが何倍にもなる。
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③ 食卓に出す器で蒸す
食卓に出す器で蒸すことにより、出てきた旨みを逃さずそのまま食することが出来る。
●それでは、3つのコツでち鯛の酒蒸しを作ってみましょう!
《材 料》 一人分
ち鯛 1尾
昆布 2枚
酒 大さじ2
青ねぎ 適宜
生姜 適宜
《作り方》
1.ち鯛の尾のほうから頭に包丁を立ててこすり、うろこを取り除く。
2.腹に包丁を入れて内臓を取り出してよく洗う。両面に十字の切込みを入れる。
3.両面に塩をふって10分置く。
4.食卓に出す器に昆布を敷く。
5.ち鯛を乗せたら酒をふりかけて、さらに昆布をのせて、10分ほど置く。
6.今回は中華鍋で蒸す。簡易蒸し器を入れたら水を加えて火にかける。
7.蓋をして強火で5分ほど蒸す。
蒸し上がったら上の昆布を除いて、刻んだ青ねぎとおろし生姜を添えて出来上がり。醤油をかけていただきます。
さて、お味のほどは?
これは美味しい!日本人で良かった!
酒の効果で身がふっくらとして、臭みが無く、とても深い味です。魚自体の甘みが引き立っています。
昆布の旨みが魚になじんで、味にぐっと奥行きが出ています。醤油はさっとかける程度で、魚自体の旨みだけで十分に美味しい。
これは日本酒が抜群に合いますね。魚の料理は奥が深くて面白い。日本人で良かったと心から思える料理です。
◎まとめ
美味しいち鯛の酒蒸しを作る3つのコツは、
① ち鯛に塩をふって10分置く
② 昆布ではさんで蒸す
③ 食卓に出す器で蒸す
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