こんにちは。
今回検証する料理は「和風カレー」です。
和風出汁を使った、シンプルながら奥深い味のカレーです。
さまざまなレシピ、作り方の情報をもとに、美味しい和風カレーを作る方法を徹底的に調べ上げました。
●美味しい和風カレーを作る4つのコツ
① 昆布と鰹節のだしを濃いめに取る
② 干し椎茸の戻し汁を使う
③ 具は油で炒めない
④ 調理の過程で一旦冷ます
《理 由》
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① 昆布と鰹節のだしを濃いめに取る
カレー粉は非常に力のあるスパイスで、他の素材や調味料の味を飲み込んでしまう。そこで、和風カレーの旨みの軸となる和風だしを濃い目に取ることで、カレー粉の味に負けないようにする。
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② 干し椎茸の戻し汁を使う
干し椎茸には、きのこ類に多く含まれる旨み成分のグアニル酸がずば抜けて多く含まれている。グアニル酸は肉や野菜の旨み成分と合わさると、相乗効果をおこして料理の旨みが何倍にもなる。
今回は、グアニル酸がたっぷりと含まれている干し椎茸の戻し汁を使う。
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③ 具は油で炒めない
一般のカレーは具を炒めてコクを出すが、和風カレーはだしの風味を活かしたいので、具は炒めない方がいい。
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④ 調理の過程で一旦冷ます
料理において、具材に味が染み込むのは加熱するよりも冷める時。具が煮えたらあえて一旦冷ます。この過程で味がしっかりとなじむ。
●それでは、4つのコツで和風カレーを作ってみましょう!
《材 料》 2人分
昆布 2切れ
かつお節 たっぷり
鶏肉 150g
人参 1本
玉ねぎ 1/2
じゃがいも 1個
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
カレー粉 大さじ1
水溶き片栗粉 適宜
青ねぎ 適宜
《作り方》
1.干し椎茸は10℃以上の水で戻すと味を損ねてしまうので、冷蔵庫で時間をかけて戻す。こうすることで驚くほど味が良くなる。
2.昆布を水に30分ほど漬ける。
3.鍋を火にかけて、沸騰する直前に火を弱めて、かつお節をたっぷりと加える。これを沸騰させないように極弱火で10分煮出す。
4.ざるにキッチンペーパーを敷いてだしを濾す。
5.濃い目のだしの出来上がり。
6. 鶏もも肉を一口大に、人参を乱切り、玉ねぎをくし型切に、じゃがいもは刻んで水にさらす。
7.鍋にだし、醤油、みりん、酒、人参、玉ねぎを加えて火にかけて、沸騰したら弱火にして30分ほど煮込み、玉ねぎの旨みを十分に引き出す。
8.鶏肉、じゃがいもを加えて10分煮こむ。
9.カレー粉をゆで汁で溶いて加えて混ぜ合わせたら、火を止めて30分ほど置いて冷ます。
10.再び加熱して、水溶き片栗粉を加えてさっと煮てとろみをつける。
刻んだ青ねぎをあしらって出来上がり。
さて、お味のほどは!?
和風だしが利いて実にうまいカレー!!
昆布とかつお節で濃い目に取っただしが抜群に利いて美味しい。和風だしは本当にすごい。いろいろな料理で和風だしをしっかりと取るたびに、その美味しさの威力に驚かされます。
昆布とかつお節の旨みに干し椎茸の旨みが加わると本当に最強。塩味が薄くても、旨みだけで勝負できるほど味が豊かになります。
そして、これらの旨みを一気にまとめてしまうカレー粉。まさに王様。全ての味を問答無用で飲み込んでしまう。さすが!
◎まとめ
美味しい和風カレーを作る4つのコツとは、
① 昆布と鰹節のだしを濃いめに取る
② 干し椎茸の戻し汁を使う
③ 具は油で炒めない
④ 調理の過程で一旦冷ます
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