天津飯風、かに玉チャーハン


フワフワのかに玉、パラパラのチャーハン、あんかけのソースが絡むと、美味しさの波が押し寄せて、心はどこかへ奪われてしまいます。

一度は食べてほしい、至福のチャーハンです。



炒飯大全その14 天津飯風、かに玉チャーハン



天津飯は、半熟の卵焼きを白いご飯にのせた美味しい料理ですが、チャーハンと合わせると、たまらない一皿へと進化します。

あんかけチャーハンという料理があるくらい、チャーハンはとろみを付けたスープとの相性がいいですね。

チャーハン自体は薄味に仕上げて、具材は長ねぎだけとシンプルにすることで、全体のバランスが良くなります。かに玉、チャーハン、あんかけの3つの味が、見事に一皿にまとまります。




材料と作り方



《材 料》 1人分

ご飯       200g
卵        3個
かに缶      20g
干し椎茸     小1個
長ねぎ      10cm
万能ねぎ     1本
水        100cc
醤油       小さじ1.5
みりん      小さじ1.5   
干し椎茸の戻し汁 小さじ1.5
おろし生姜の絞り汁 少々
水溶き片栗粉   片栗粉小さじ1
         水小さじ2
オイスターソース 小さじ1
顆粒鶏がらスープ あんかけ用、小さじ1/2
顆粒鶏がらスープ 炒飯用、小さじ1/2
炒め油      炒飯用、大さじ1弱
炒め油      かに玉用、大さじ1弱




《作り方》

1.全ての材料を準備する。(干し椎茸は、あらかじめ水で戻しておく)
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その1


2.あんかけの用意をする。小さい鍋に水、醤油、みりん、干し椎茸の戻し汁、おろし生姜の絞り汁、顆粒鶏がらスープを加えて火にかけて、煮立ったら一度火を止めておく。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その2


3.干し椎茸は薄切りに、かに玉用の長ねぎを薄切りに、チャーハン用の長ねぎをみじん切りに、万能ねぎは小口切りにする。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その3


4.かに玉の用意をする。油を加えないフライパンで、干し椎茸、長ねぎをさっと炒る。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その4


5.ボールに卵2個、かに缶、4を加えて混ぜ合わせる。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その5


6.チャーハンを作る。ボールで卵を溶いて、ご飯を加えてしっかり混ぜ合わせる。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その6


7.熱した中華鍋に油を引いて、ご飯を加えて炒める。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その7


8.ご飯がパラパラになったら、長ねぎを加えてさっと炒め、オイスターソース、顆粒鶏がらスープ、塩・こしょうで味付けする。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その8


9.仕上げに鍋肌に醤油を加えて香りを出し、ごま油を加えてさっと混ぜ合わせる。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その9


10.チャーハンを皿に盛りつけて、中華鍋を洗う。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その10


11.かに玉を作る。熱した中華鍋に油を引いて、5の卵を加えて、菜ばしで軽くかき混ぜながら加熱して、半熟に固まったら裏返してさっと焼き、チャーハンの上に乗せる。
天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その11


12.あんかけを仕上げる。2の鍋を火にかけて、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜながら加熱してとろみを付ける。これを卵の上にかけて、万能ねぎを添える。

天津飯風、かに玉チャーハンのレシピ、その12




完成です。フワフワの卵に、熱々のあんを絡ませてお楽しみ下さい!
天津飯風、かに玉チャーハン




レシピのポイント


1.かに玉は加熱しすぎないように注意して、やや半熟の状態に仕上げると美味しくなります。

2.今回、あんかけは醤油味にしましたが、甘酢あんにしても美味しくできます。

3.パラパラなチャーハンを作るコツは、ご飯を卵液でコーティングさせて炒めることです。



使用した調理器具、調味料


中華鍋ならこれ!

炒飯コラム


以前、テレビ番組の「秘密のケンミンショー」で放送していましたが、天津飯のあんかけは、静岡県を境に東西で味が変わるそうです。

東側はケチャップを使った甘酢あんで、西側は出汁を効かせた醤油味に分かれるとのこと。

私は東北在住ですが、やはりお店では甘酢あんが多いですね。

個人的には、どちらの味付けも好きなので、気分で食べ分けています。

それでは、次回の炒飯大全もお楽しみに!





スポンサーリンク

スポンサーリンク