梅肉の風味が爽やかな、和風だしに浸して食べる、お茶漬け風のチャーハンです。
お茶漬けよりもコクがあり、普通のチャーハンよりもさっぱりしている、絶妙な美味しさが楽しめます。柚子こしょうの風味も大きなポイントです。
〇炒飯大全その15 梅茶漬け風スープチャーハン
とろみを付けたスープと一緒に食べる、あんかけチャーハンは一般的ですが、さらっとしたスープに浸して食べるチャーハンも本当に美味しいです。
今回は、和風だしを使ったお茶漬け風のチャーハン。
和風だしの中にチャーハンの旨みが溶け出して混然一体となり、たまらなく美味しい料理へと変身します。
練り梅を利かせたチャーハンに、さらに梅干しをのせて、梅の風味がいっぱいに広がる一皿です。
〇材料と作り方
《材 料》 1人分
水 150cc
和風だしの素 適量
酒 大さじ1
醤油 少々
ご飯 200g
卵 1個
練り梅 小さじ1
鰹の酒盗 小さじ1/2
長ねぎ 10cm
万能ねぎ 1本
梅干し 1つ
大葉 1枚
炒め油 大さじ1弱
炒りごま 少々
柚子こしょう 少々
刻み海苔 適量
《作り方》
1.チャーハンは全ての材料を準備すると失敗が無くなります。
2.お茶漬け用のだしを作る。小鍋に水と酒を入れて火にかけて、沸騰したら弱火にして、和風だしの素、醤油を加える。このまま極弱火で温めておく。
3.酒、練り梅、鰹の酒盗をよく混ぜ合わせる。
4.長ねぎはみじん切りに、万能ねぎは小口切りに、大葉は千切りにする。
5.卵はボールで溶く。ご飯はよくほぐしておく。
6.熱した中華鍋に油を引いて、溶き卵を加えたらすかさずご飯を加えて、米粒を卵液でコーティングするように炒めていく。
7.ご飯がパラパラになったら、長ねぎ、和風だしの素、鍋肌に3を加えて全体に絡ませて、さっと炒める。
8.仕上げに鍋肌に醤油を加えて香りを出し、全体に絡める。
9.チャーハンを茶碗に入れて、スプーンなどで強めに押し付ける。
10.チャーハンを皿に盛りつけて、種を除いた梅干し、大葉、刻み海苔、万能ねぎ、ごま、柚子こしょうを添えて、だしをかける。
完成です。さっぱりとしてコクがある、梅の風味がたまらないチャーハンをお楽しみ下さい!
〇レシピのポイント
1.盛りつける器は、だしを入れるために深めの器にします。
2.チャーハンの味付けに鰹の酒盗(かつおのしゅとう)を使うと、旨みがいっそう深くなりますが、無くても大丈夫です。
3.パラパラなチャーハンを作るコツは、ご飯を卵液でコーティングさせて炒めることです。
〇使用した調理器具、調味料
中華鍋ならこれ!
〇炒飯コラム
今回は、お茶漬け風のスープチャーハンを作りましたが、スープチャーハンはさまざまなジャンルで楽しめます。
中華風、和風、洋風と、それぞれ特徴的なスープを使って、どんどん面白いチャーハンが作れますね。
ふかひれスープ、あさりの汁物、トマトスープなど、どんなスープでも美味しくできるでしょう。
まさに、チャーハンは無限の小宇宙です!
それでは、次回の炒飯大全もお楽しみに!